知っておくと選ぶのが楽しくなる♪浴衣の柄の意味

2016/05/19 2016/06/01

朝顔に牡丹に百合に桜。これらの他にも浴衣には、まだまだ沢山の柄があります。最近では古典的な日本の伝統的な柄の他に、水玉だったりストライプだったりチェックだったりとモダンな柄の浴衣も増えてきています。ところで、この浴衣の柄にはそれぞれ『意味』がこめられているのをご存じですか？浴衣の柄の意味が解れば、浴衣選びがもっと楽しくなるし、その浴衣に愛着がわきますね♪今回は浴衣の柄について詳しくご紹介していきたいと思います。

浴衣の柄の意味

朝顔（あさがお）柄の浴衣

朝顔の花言葉・・・「愛情」「平静」「愛情の絆」「結束」「短い愛」「明日もさわやかに」「はかない恋」「私はあなたに結びつく」

『朝顔』の語源は、早朝に美しい花を咲かせて、午前中にしぼんでしまうという花の特徴から、“朝の美人の顔”に例えられ『朝顔』と名づけられました。また、朝顔の長いツルがしっかりと巻きつくということから、「私はあなたに結びつく」「絡みつく」「固い絆」という意味も持っています。こうした意味から朝顔は、女性のはかない美しさを引き出し人を魅了する効果があるとされ、長年愛されてきた文様です。朝顔は夏を代表する花で、浴衣の柄としても使われることが多い柄です。浴衣の柄に取り入れることで、女性としての魅力や好感度が高まるのでデートなど気になる異性と会う時にお勧めです♥

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牡丹（ぼたん）柄の浴衣

牡丹の花言葉・・・「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」「高貴」

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と昔から言われているように、牡丹は美しい女性の象徴とされています。立ち居振る舞いが美しい人のことも差しますので、牡丹柄の浴衣を着ることで、自然と立ち居振る舞いが美しくなり気品溢れる印象になるでしょう。牡丹には他に、幸せや富、王者の風格という意味合いも併せ持っています。上品な印象にしたい方や大人の女性にお勧めの柄です。

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百合（ゆり）柄の浴衣

百合の花言葉・・・「威厳」「純潔」「無垢」「純粋」

「純潔」「無垢」「純粋」といった意味をもつ百合は、上品で清楚な印象の花です。白い大きな花を咲かせる百合は、涼しげで爽やかな印象も与えてくれるので、暑い夏にはお勧めの柄です。どの年代にも似合う柄なので、百合柄の浴衣を1枚持っておくと重宝するでしょう。清楚な雰囲気をだしたい人は、百合柄の浴衣を選んでみてください。

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桔梗（ききょう）柄の浴衣

桔梗の花言葉・・・「変わらぬ愛」「気品」「誠実」「従順」「清楚」

日本でも昔から愛されてきた桔梗は、戦国時代には明智光秀や加藤清正など有名な武将が家紋として使っていました。「誠実」「従順」「清楚」といった花言葉をもつ桔梗は、奥ゆかしく古風な印象で日本人にぴったりの柄です。また桔梗は秋を代表する花の一つでもあり、夏の終わり頃に着る浴衣の柄としてお勧めです。

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桜（さくら）柄の浴衣

桜の花言葉・・・「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」

春を連想させ芽吹く事から物事の始まりを表し、とても縁起がよいとされる桜の花。五穀豊穣、豊かさの象徴でもあります。桜の花というと春を代表する花であるため、「春の花を夏の浴衣に使っていいの？」と思われるかも知れませんが、日本の国花として扱われている桜は、季節問わず使って構わない柄なんだそうです。日本人に愛されている桜の花は、浴衣の柄として取り入れると愛らしく親しみやすい印象を与えてくれるため、自然と皆があつまってくるでしょう。

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紫陽花（あじさい）柄の浴衣

紫陽花の花言葉・・・移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」

紫陽花は色々な花言葉があり、いい意味と悪い意味の花言葉を併せ持ったお花です。良い意味では鬱陶しい梅雨の季節に美しい花を咲かせ、辛抱強く咲き誇っているところから「元気な女性」や「辛抱強い愛情」、悪い意味では花の色が変化していくのにちなんで「移り気」「浮気」といった花言葉が有名です。紫陽花柄の浴衣は、5月～6月に着るものだと言う方もいますが、着物と違って浴衣は厳しい決まりはないため、1年中来ても良しとされています。雨を連想させる紫陽花は、涼しげな印象を与えてくれるため、暑い夏の盛りに着る浴衣の柄としておすすめです。

菊（きく）柄の浴衣

菊の花言葉・・・「高貴」「高尚」「高潔」「私を信じて下さい」「女性的な愛情」「清浄」「破れた恋」「真の愛」

昔から縁起の良い花とされてきた、菊の花。菊の花には「高貴」「高尚」「高潔」といった花言葉があり、浴衣の柄として取り入れることで気品のある凛とした美しさをさ醸し出してくれます。また菊は、天皇や皇室の紋章にも菊の御紋として使われている由緒正しい花ですので、

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椿（つばき）柄の浴衣

椿の花言葉・・・「理想の愛」「謙遜」「控えめな美点」、赤は「控えめな愛」「気取らない美しさ」白は「申し分のない愛らしさ」「理想的な愛情」「冷ややかな美しさ」

椿の花がポトリと落ちる様子から、椿は縁起が良くないとともされていますが、柄としては逆の意味をを持っています。椿は霊木で樹命800年という、その長い寿命から『継続』を意味し、枝葉を広く広く伸ばし開花するところから『発展』の象徴とされ、縁起の良い意味として使われています。また花言葉をみてわかる通り、「美」の象徴としても使われる花です。椿柄の浴衣はレトロな印象をもっているので、今年流行りの「レトロモダン」「古典柄」を取り入れるといった意味でもお勧めです。

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松竹梅（しょうちくばい）柄の浴衣

縁起がいい文様の代表格で、お祝いごとに良く使われています。中国から日本に伝わった文様です。厳しい冬にたえて、緑を保つ松、すくすくと伸びる竹、花を咲かせる梅。この３つは気高さの象徴として尊ばれています。

千鳥（ちどり）柄の浴衣

千鳥は、水辺で群れをなす小さな鳥の可愛い動物文様です。万葉集の頃から和歌に詠まれ、平安時代には既に図案化されていたそうです。波や流木、柳などと組み合わせて使われる事が多く、夏に人気がありますが年中使っていい柄です。

万寿菊（まんじゅぎく）柄の浴衣

万寿菊の花言葉・・・「悲しみ」「嫉妬」「悪を挫く」「勇者」「可憐な愛情」「生命の輝き」「変わらぬ愛」「信頼」「絶望」黄色は「健康」

菊をおまんじゅうの様に丸く表現した柄で、万寿菊は別名「マリーゴールド」とも言われています。菊は長寿と後期の象徴であり、桃の節句程知られてはいませんが9月9日は「重陽」といって、菊の節句です。

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梅（うめ）柄の浴衣

梅の花言葉・・・「高潔」「上品」「忍耐」「忠実」「独立」「厳しい美しさ」「あでやかさ」、白の菊は「気品」

薔薇（バラ）柄の浴衣

薔薇の花言葉・・・「愛」「美」「内気な恥ずかしさ」「輝かしい」「愛嬌」「新鮮」「斬新」「私はあなたを愛する」「あなたのすべてはかわいらしい」「愛情」「気まぐれな美しさ」「無邪気」「爽やか」

撫子（なでしこ）柄の浴衣

撫子の花言葉・・・「純愛」「大胆」「勇敢」、白は「器用」「才能」、赤は「野心」、（八重は「燃える愛」

なでしこの名前の由来は、小さくかわいい花であるため、「我が子を撫（な）でるようにかわいい」と人に見立てて表されたことから名づけられました。こうしたことから「大和撫子（やまとなでしこ）」といった、古風で凛としている日本女性を表現した言葉としても使われるようになったのです。
このように「女性」を連想させ、「撫でるようにかわいらしい花」と評された撫子文様は、“愛情面を豊かに育む”“愛される”効果があるとされてきました。片思い中の人や異性に対して自信がもてないという人に、特にオススメ。相手に恋心を芽生えさせ、２人の仲を深めていくことができるでしょう！

芍薬（しゃくやく）柄の浴衣

芍薬の花言葉・・・「恥じらい」「はにかみ」「内気」「清浄」

藤（ふじ）柄の浴衣

藤の花言葉・・・「歓迎」「恋に酔う」「陶酔」

金魚（きんぎょ）柄の浴衣

中国では、魚のことを「余」と書いて〈ユイ〉と発音します。金魚は〈チンユイ〉と発音し、これは中国語の“お金が余るほどある豊かな状態”という意味の「金余」と同じ発音であることから、金魚は“豊かさ”“幸福”の象徴とされてきました。また、中国の風水では、赤色は“幸運を呼び”、黒色は“邪気を吸い込む”という意味があり、そのどちらにも当てはまる金魚は、もっとも人気の高い文様でもあります。このように“富み”の象徴とされた金魚文様は、お金に結びつく運を、鋭く見極める能力や決断する能力をもたらします。

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露芝にとんぼ柄の浴衣

露芝は、芝草に露がおりた様子を表現した文様です。涼しげな印象をあたえるので、夏に良く使われます。俊敏に飛び回り、前にしか進めない（後ろ向きに飛ばない）トンボは、「勝虫」とも言われており、武具の文様にもよく使われていました。これから勝負をかけたい方にお勧めの柄です。秋っぽい印象をもつかもしれませんが、季節を先取りで夏の柄です。